新曲ができあがった。
前回書いたようにカントリーフォーク風。
というか、なんとなくできちゃったメロディ。
なんとなくできちゃったので、ある意味、料理に苦労した。
まず詞を書くのにはずいぶんとかかった。
何度か書きかけたがうまいシチュエーションが思い浮かばず、しばらく寝かしていたのである。
イメージとしては詞の冒頭にあるように『表通りを春の風が吹き抜ける』なのであるが、ではどういう情景を描いたらいいのか…?
そんなある日、ふと『うわのそら』という言葉が浮かび、いたくこれが気に入った。
言葉の響きも良いが、ここから「春→デート→うきうき→うわのそら」と連想のスイッチが入り、詞ができあがったのである。
さて実際の録音に当たって。
アコギは簡単。
すぐ終了。
次はフラットマンドリン。
実はこの日に備えてネットでフラットマンドリンを購入していたのである。
それも昨夏の頃。
(その頃にメロディだけはできていた、ということである。いかに寝かしていたか、わかろうというものである。)
しかしここで大きな問題が生じた。
いきなりフラットマンドリンを弾いてみたが、いまいち具合が良くない。
まずコードがわからないので音を組み立ててコードのポジションを捜した。
これがなかなか曲者なのである。
ギターに比べて極度にフィンガーボードの狭いマンドリン、私の太い指では押さえづらい。
押さえる速さは慣れればできるだろうと思ったが、指の太さはどうにもならない。
さらにラインで音を拾ってみたが、どうもいまいちなのである。
ノイズが入る割りに音量があがらない。
これでは録音開始早々、前に進めないではないか!
ということでせっかくのフラットマンドリンであるが、あえなく断念。
またいつか日の目を見ることもあるであろうよ。
代わりにキーボードでバンジョーの音を入れてみた。
これが以外にいい感じ。
こちらを採用することにして、さっさと録音を済ませた。
次はベース。
これまたいつもの手順通り、ちょっと弾いてベースラインを作っては録音。
ついでにヴォーカルも収録。
と、ここで再び躓いた。
とりあえず曲にはなっているのだが、これだけで済ませるわけにはいかない。
もうちょっと楽器の数を増やしたい。
しかし、これに合わせる楽器とは…?
普通ならばバイオリン(フィドル)であろうが、そんなものは無い。
キーボードで音が出せないことはないが微妙なニュアンスまでは出せない。
ピアノやオルガン、サックス、ハーモニカなんてものも雰囲気に合うとは思えない。
苦肉の策で思いついたのがカズーであった。
幸いにしてカズー(金属製の潜水艦型)は持っていた。
しかし吹いてみるとどうも音が出にくい。
困った…
困った私は翌週、楽器店でカズーを探した。
昔(私が中学生の頃)は平べったい形のカズーがあった。
それを期待していたのだが、今はこの型はないようである。
仕方ないのでプラスチック製の安い潜水艦型カズーを買った。
案外こういうのがいい音が出るかも…という期待を込めて。
さて。
一歩前進を期待して早速カズーを吹いてみた。
音はまぁ出るのだが…ちょっとこれを間奏に使うのは…品がない。
結局間奏はエレキで済ませることにした。
つーか、先にエレキでフレーズを考えておいてカズーで吹いてみた。
あまりよろしくないので結局エレキの音源を使用、というのが真相なのであるが。
続きはまた…
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テーマ:作詞・作曲 - ジャンル:音楽
- 2008/02/06(水) 06:18:54|
- 曲作成の過程
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