音霊草子

一音入魂! 日々、オリジナル曲の作成にうつつを抜かしております。

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『夏宵』

新曲である。
先日ピアノソロを完成させ、今日、ヴォーカルバージョンが完成した。

情緒たっぷりのピアノソロに比べヴォーカルバージョンは爽やかなフォークポップである。
ピアノソロを聞いていただいた方にはヴォーカルバージョンは意外かもしれない。
別物に聞こえるかもしれない。

しかし、これはどうでもいいことかもしれないが、ヴォーカルバージョンの方が本家である。
先日書いたように録音する順序は逆になったが、タイトルの『夏宵(かしょう)』も詞のイメージからつけられている。
ただピアノソロを録音した時点ではまだ詞ができあがっていなかっただけである。
そこのところをお間違えのないよう。
(あくまで私のこだわりで、聞く側にしてはどちらでもいいか…?)

では『夏宵』について解説したいと思う。

この曲はイントロから生まれた。
ギターでGのコードを触っていて「お、こりゃ爽やか!」という感じ。
ふむ、これはアコギメインの曲になるな、という予感。
構想としてはアコギ2本とヴォーカルというパターンである。

さて実際に歌ってみるとキーはDであることが判明した。
録音にあたってはまずメインのアコギから始めたのだが、Dのコードではこのイントロの音が出しづらい。
Gのコードを使うならば7カポでやることになるのだが、7カポで1stギターはちょっと音が硬すぎる。
どうするか…?
そこで2カポのCでやってみた。
イントロは似て異なるものであるがまあ近い雰囲気である。
本来の音は2ndでやることにしてとりあえず2カポCで録音した。
サビのAm→Ammaj7→Am7→Am6の進行のところが低音では押さえづらいが、まぁなんとかクリアー。

次は2ndギターでのイントロである。
2ndは7カポGであるが、弾いてみて1stとの音の絡み具合がいまいちである。
いろいろ触っているうちにカポをはずした状態で1~4弦を押さえると4弦のベース音がちょうどいい具合であることに気がついた。
さらにこれでハーモニクスを入れてみると…
う~む、爽やか!

しかしこの指使いはちょっとキツイ。
これで最後まで通して弾くのは無理である。
しかもハーモニクスへの移行がスムーズでなく、いい音が出ない。
ここは誤魔化すしかない。

ということでとりあえずイントロのみこのポジションで録音。
ハーモニクスは3rdギターでやろうと決めた。
つまり自動的に1stが左、2ndが右、3rdが中央という構図ができたのである。

この時点でとりあえずヴォーカルを入れてみた。
全体の雰囲気がどうなるか(その後のアコギをどう入れるか)知りたかったのである。

一般に録音の過程では随時アレンジを考えている。
ギター3本構想もそうであるが、何度も聞き返しているうちに加えるべき楽器や音の案が流動的に浮かんでくるものである。
今回もヴォーカルを入れる時点ではコーラスの構想はなかった。
ただ裏メロは頭の中にあり、これを2ndギターで弾こうかと思っていたところであったのだが…
ヴォーカルを録音するついでだから実験的にコーラスを入れてみた。
まずかったら却下すればいいや、と思いながら。
しかしやってみると案外これが良い。
却下するには惜しい出来である。

ここまで録音してもうひとつ気がついた。
本来はリズム(ドラムもしくはパーカッション)を入れる予定はなかったのだが、録音のためにとりあえずのリズムガイドを使っていて、どうもリズムがあった方が曲が引き締まるように思えてきたのである。

ここでまた方針変更。
リズムパターンは最後に作るとして、構成はギター3本とヴォーカル、コーラス、ドラム、これが最終形態である。

さて1stギター、2ndのイントロ、ヴォーカル、コーラスまで録り終えた。
次は2ndの全体録りである。
3rdを入れることに決めたので2ndはややこしいことはしなくてよい。
弾きやすさを考えて、ここは当初の7カポGでやることにした。
そうはいっても1stとの音の絡みを考え、随所で手探りを重ねながら、である。
右手のパターンを変えたり開放の音を使ってみたり…結構時間がかかるものである。
ま、正直にぶっちゃけてしまえば、面倒なので同じパターンはコピーしている部分もある。

これでやっと曲らしくなった。

ここで間奏の作成。
間奏はこれはもうアイデアの世界である。
頭の中でおおまかな気持ちよい音の進行パターンを思い浮かべてはいるのだが、それがそのままできるかというと、なかなかそうはいかない。
しかも作業するのは夜中である。
いろいろなパターンを弾いてみるのだが大きな音が出せないのでヘッドフォンをつけてエレキでやってみる。

これが実に暑い。
夜中にエアコンつけっぱなしも顰蹙を買うので団扇片手にああでもない、こうでもない…と。

ま、そうやって弾いていると偶然のフレーズというのも出てくる。
今回もそうであるが、その偶然のフレーズを一部採用した。
しかし偶然で出てきたものは自分でもなかなか再現できないものである。
あら、これはどこのフレットを押さえているんだ?みたいな。(笑)
もちろん思考して捜したフレーズも採用している。

そうやってエレキで弾いた間奏、本来ならばここもアコギで弾くつもりであったのだが、このエレキもなかなか良い音である。
ノンエフェクトなのでちょっと柔らかくかつ素朴な音。
さらに方針変更して、これはこのまま使うことにした。
ちなみにこの間奏の録音だけで一晩を費やした。

次は彩りを加えるための3rdギターである。
これはもうオカズ的な存在。
全体の音からしてあまりメロディを弾かず、目立たぬ程度にオブリガートを使った方がよかろう。
と考えたのだが、音を決めるのには結構手間取った。
何よりも響きがきれいでなくてはならぬ。
これまた手探りで半日を費やした。

最後にリズムパターンの設定である。
最近はリズムパターンもけっこう凝ってきたのでこれも時間がかかる。
この程度のパターンでも作り上げるのに3~4時間かかっているのである。
実に地道な作業…。

ま、そうやって音源がすべて出揃いミックスダウン!
さらにマスタリングをかけて…完成!

この瞬間は何度やっても達成感がある。
大いなる満足。
それが味わいたくてやっているのかもしれないね…。
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  1. 2007/09/04(火) 03:38:28|
  2. 曲作成の過程
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

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Author:音霊居士ことATSU
ある日、空から音が降ってきた。
ひらめきを形にするため宅録を開始。

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